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取材・文:muum / 撮影:MOTTY

いい意味で敷居が下がっている

マチーデフインタビュー

 

T:そんなMCバトル人気の中、まさにエンタメ色の強いMCバトル「社会人ラップ選手権」ではレフェリーをされていましたが、社会人のラップの印象はどうでしたか?

 

実は社会人ラップ選手権の参加者は初心者の方が多くてですね。それにはまさにMCバトル人気やフリースタイルダンジョン人気なんかの影響が大きくて、「これならオレにもできそう」って思う人が多くなってきたって事だと思うんです。いい意味で敷居が下がったというか、MCバトル好きの社会人たちの受け皿になったのが社会人ラップ選手権なんだと思います。

 

実際に準優勝された方もその日初めてマイクを握った方ですし、そのパワーたるやものすごくって、こうして幅広くラップが知られていくことで、どんどんラップが身近になっているなーと感じます。なので社会人ラップに限らず、数年後にはもっと様々なタイプのMCバトル大会が行われるようになるかもですね。

 

 

T:社会人ラップ選手権では普段のMCバトルでは聴けないようなフローや韻なども沢山あったと感じたのですが、それについてはどうでしたか?

 

予選はオーディション形式で行ったのですが、普通にラップが上手い人も沢山いたんです。でも、実はそういった方は決勝トーナメントには残していなくて。というのはこのイベントのコンセプトが「社会人らしい言葉でラップができるかどうか?」ということだったので。残念ながらラップが上手い人ほど、あまり社会人ぽい言葉でラップしていなかったんですよね。バチバチのMCバトルでよく出てくる言葉とかフローで勝負してたり。なのでラッパーとしてのスキルで勝負をしにきた方はちょっとコンセプトとズレるかなというのがあって。

 

 

T:そうだったんですね。勝ち残りの基準は「社会人らしい」ということなんですね。

 

そうですね。スキルももちろん見るのですが「社会人らしい言葉」であったり「普段の仕事で使っている言葉で勝負する」のがポイントだと思います。

 

マチーデフがレフェリーとして出演する社会人ラップ選手権(予選)が7/30(土)に、渋谷clubバーファミリーで開催されます。

遺伝子組み換え型トロピカルパーティピーポー

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T:最近の作曲活動についてもお聞かせください。

 

最近はソロ以外だとカツマーレー&The SOUL KITCHEN(以下、カツマーレー&TSK)で新曲を作っています。

 

カツマーレー&TSKは、男性ボーカル、女性ボーカル、ラップが入り混じる曲もあったり、曲調がとにかくキャッチーなので、ラップも自然とキャッチーな方向に仕上がりますね。

 

あと生バンドなので、展開もあってドラマチックな曲が多いんですよ。だから僕もそれに引っ張られてソロでは恥ずかしくて書けないようなクサい歌詞とか、つい書いちゃってる気がします。

 

近々新曲も発表できるかと思います。お楽しみに!

 

 

T:マチーデフのソロやオトノ葉Entertainmentとも全く違った楽曲の「ポップ&パーティーピーポー」カツマーレー&TSKの新曲。楽しみにしています!

 

近いところでライブなどあれば教えてください。

 

カツマーレー&TSKでは月に1〜2回くらいはライブをしてて、近いところですと7月23日に加賀温泉郷フェスがあります。あとソロではライブではないですけど社会人ラップ選手権の第二回(予選)が7月30日にあります。

 

 

T:加賀温泉郷フェスはどんなイベントですか?

 

今回は初めて屋内で開催されるので、まだどんな風になるかは分からないんですが、前回までの印象だとお客さんは東京や各地から遊びに来る人もいると思いますが、やっぱり地元の音楽ファンが多いと思います。まさに地元のお祭りとして朝から晩まで音楽を楽しむカンジですね。
あと今回は温泉旅館貸切スタイルなのでライブとライブの間に温泉にひとっ風呂浸かりに行く、なんて楽しみ方もできるのかもしれませんね。

 

今回は個人的にも繋がりのあるP.O.Plyrical schoolも出演するので、とても楽しみです!

 

加賀温泉郷フェスのイベストント詳細はコチラからご覧頂けます。

一億総ラッパー化計画!

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T:最後にこれからの野望なんかがあれば教えてください。

 

子供からお年寄りまで誰もがラップする世の中になるといいなと思っています。おじぃちゃん、おばぁちゃんたちが山登りして頂上で俳句を読むようなノリでラップをするとかね。サラリーマンが飲み会でちょっと盛り上がってきちゃって口論になったときにラップで勝負つけようぜっ!ってなるとか。家で、娘がお父さんに対して言いたいことをラップで言うとかね。最近問題になっているラップハラスメント(ラップによる迷惑行為)はよくないですが。

 

前にあった話なんですけど、ある生徒さんが会社の忘年会の余興で社歌を歌うってことになって、ただ社歌を歌うんじゃつまらないから、社歌をアレンジしたラップ曲を作りたいって相談されたんですよ。それで色々と希望を聞きながら社歌をリミックスして「オリジナル社歌ラップ」を一緒に作ったんです。後日、忘年会で披露した時の映像を見せてもらったんですけど、それがめちゃくちゃ盛り上がってたんですよね。嬉しかったです。

 

例えばそんなことが増えていくといいなぁと考えていて、世の中でもっともっとラップが楽しみのひとつとして定着していって欲しいんですよね。

 

誰もが当たり前にラップする世の中。ラップの教科書の帯にも書いてある言葉ですが「一億総ラッパー化計画」が僕の野望ですね。

 

なので、これからもどんどんラップの可能性を広げる活動をしていきたいです!

 

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